根管治療

根管治療について

根管治療について

神経を抜く治療や歯の根の治療のことを、「根管治療」と呼びます。
根管とは、歯の根から伸びる管で、そこに神経や血管を含む組織「歯髄」が入っています。
虫歯が悪化して歯髄にまで達してしまうと、痛みが生じ、ひどくなると何もしていなくても痛むという状況になります。
こうなってしまうと自然に治ることはなく重症化していく一方なので、神経を抜いたり、根管内を消毒したりといった根管治療が必要になります。
ただし、根管治療は虫歯の痛みを鎮めるという効果はあるものの、歯髄を取ってしまうことで歯がもろくなり、後々抜けたり破損したりというリスクが高まります。
本来は根管治療に進まなくて済むよう、虫歯予防に努めることが重要です。

当院の根管治療へのこだわり

根の治療は髪の毛程度の細さのものを処置する技術ですから、当院では、マイクロスコープ(顕微鏡)を駆使し、かつ、医師の技術が重要と考えて取り組んでいます。

根管治療は、家の建築で例えれば土台にあたるため、そこがしっかりしないと地盤が緩み、その上にどんなによい歯を被せても、いずれその歯はもたなくなってしまいます。「一回治療したら、もう二度と触らなくてもよい」というような、しっかりした土台をつくっていくことが大切です。

また、高性能な「エルビウムヤグレーザー」は、菌の活動力を抑制できることがわかっているため、当院はこのレーザーを使って根管治療を行っています。

 

◎通院回数/根管治療のみは3~4回程度の通院。週1で3週間~1カ月が目安です。

◎自由診療の場合の費用/55,000円(税込み)

 

ラバーダムなどを用いて感染防止も徹底しています。

ラバーダムとは、根管治療の際、治療する歯にシートをかぶせて処置を行うものです。唇・頬の粘膜・舌を保護し、削りカスや洗浄液がお口の奥にこぼれて感染するのを防ぎます。

根管治療の流れ

  • 1診断と準備

    CT撮影や視診、触診を行い、根管治療が必要な歯を特定します。治療部位に局所麻酔を施し、患者の痛みを和らげます。

  • 2治療開始

    治療する歯の表面に小さな穴を開けて、歯の内部の根管を確認します。この穴を通して、感染したまたは壊死した神経や組織を取り除きます。

  • 3根管の清掃と形成

    特殊な器具を使って、根管内部を丁寧に清掃し、感染源を完全に除去します。また、根管の形を整え、消毒します。この過程で、細菌の再感染を防ぐために根管内を十分に洗浄します。

  • 4根管の充填

    清掃と消毒が完了した後、根管を乾燥させ、根管をしっかりと詰めます。この充填材は、根管内を密閉し、細菌の侵入を防ぎます。

  • 5修復とクラウンの装着

    治療の最終段階として、歯の穴を充填材で封鎖し、必要に応じてクラウン(被せ物)を装着します。これにより、歯の強度と機能が回復します。

    根管治療は、感染や損傷した歯を保存し、再び健康な状態に戻すための重要な治療法です。適切に治療された歯は、定期的なメンテナンスを行うことによって自然の歯と同様に長期間機能し続けることができます。

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